Dominoの構築やバージョンアップをする際に、メールの送受信(特にSMTPタスク経由)をしたいけどほんものっぽくやるのは面倒。。。といったことが多々あったのでテスト用ネットワークにPOP,SMTPサーバーを作りました。
1.環境
上図は「Cacoo」サービスを使って書いてみました。
自宅に構成図を書くソフトが何もなくてもオンラインですべて出来てしまうとは楽になったものです。
2.外→中を実現
Dominoのインターネットドメインは本番と同じにしておきたいので、テスト用ネットワークで本番ドメインへメールを送信できるようにしたい。
本番ドメイン: example.com
(1).IIS SMTPサーバーにドメインを作成し、ドメイン名を「example.com」にする。
(2).作成したドメインのスマートホストを「Domino Serverのホスト名にする」 (IPでも可)
(3).外のPCは適当な自アドレスを設定してIIS SMTP向けにメールを送信する
3.中→外を実現
外向けに送信するには受信側が必要なので、POPの設定をする。
ADユーザーが数名いればPOPのアカウント作成は簡単。
SMTP/POP用のサーバーはADドメインに参加しているので、ドメインアカウント部を指定するだけでメールボックスが作成できる。
どうしてこんな環境がわざわざ必要なのか?
SMTPサーバーはインバウンドメールを受信した際にパラメータやユーザー文書の設定に応じてさまざまなデータの変換をするので、送信した、受信したのログ確認だけではなく受信した文書、送信した文書が期待通りの形式になっているかの確認が必要。